1949-07-29 第5回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第7号
私たちはほんとうによく考えますならば、まつたく現在までとられた災害対策というものは災害亡國政策であると言えるのであります。こういう根本問題に関しましてはつきりした見解を打ち立てておかないことには、予算の問題におきましてもその他すべて先ほどの御説明によりますると、アイオン台風の半分である。
私たちはほんとうによく考えますならば、まつたく現在までとられた災害対策というものは災害亡國政策であると言えるのであります。こういう根本問題に関しましてはつきりした見解を打ち立てておかないことには、予算の問題におきましてもその他すべて先ほどの御説明によりますると、アイオン台風の半分である。
これは亡國政策である。國を滅ぼす政策なんである。この肥料をこれだけ増産したら、われわれの計算では三百五十万石ないし四百万石の米の増産ができると思う。米の増産をしたら、それだけ小麦粉なり大豆粉の輸入を防止することができる。これを防止することができたら、政府が一生懸命やつておられる飢餓貿易を押えることができる。ここに問題がある。
ことにいわゆる三S亡國政策、スポーツに耽溺する、スクリーン・ステージにすつかり打込んでしまう、もう一つはセツクス、この三つに対してはよほど現在の國情においてわれわれは警戒をしなければならないと思いまするそれにはやはり武道精神と申しますか、あの体練と精神訓練とをあわせた行き方が一等いいように考えるのでございます。
これはつまり亡國政策という外はない。國を亡ぼす政策でないか。この際本多國務大臣と労働大臣とおられるのですから、こういう國を亡ぼすような行政整理は直ちに撤回されて、労働省が十分の人員を持つて日本の労働基準を上げ、國際市場に十分進出し、まじめに働けば十分食えるという労働行政をやられて、法務廳なりお巡りさんの数を減らしたらいいのでないか。
日本の通信事業を破懐し、荒廃するままに任せて顧みず、その理由のもとに外資を導き、通信事業の自主的な復興の途を断つような一連の亡國政策と切り離し得ない本案でありまするがゆえに、以上簡單ではありまするが、第一に大衆を犠牲にする予算の面から、第二に独立採算制の強行の不合理な点から、最後に日本の通信事業防衛の立場から、これらと切り離し得ない本案に私は全面的に反対するものであります。(拍手)